BMW、「8シリーズ」に新モデル「Exclusive M Sport」追加 スポーティ感とラグジュアリーさを強化

ビー・エム・ダブリューは3月23日、BMWのクーペモデルにおける最上級のラグジュアリーモデルとなる「8シリーズ」を発売した。価格はクーペが1228万円～1403万円、カブリオレが1326万円～1501万円、グラン クーペが1198万円～1376万円。納車は第二四半期以降を予定している。

8シリーズは、ピュアスポーツモデルに匹敵する高い走行性能に加え､エレガントで美しいルーフライン、艶麗なリアフェンダーの造形が醸し出す、優雅さと官能的な個性を際立たせるクーペスタイリングを高い次元で両立したラグジュアリークーペ。2枚ドアのクーペモデルをベースに、オープン・エア・ドライブが楽しめるカブリオレ、クーペデザインを実現しながら4枚ドアにより利便性を高めたグラン クーペの3つのバリエーションが用意される。

今回発売された8シリーズは、エクステリアデザイン、インテリアデザインの変更により、さらにスポーティ感とラグジュアリーさを強化。高品質感や機能性を大幅に高めた新モデル「Exclusive M Sport（エクスクルーシブ・エム・スポーツ）」をラインアップに追加することで、商品力を高めた。

Exclusive M Sportは、スポーティなM Sportバンパーやホイールを全車標準装備とし､モデルラインアップ全体のスポーティ感を高めると同時に､新たに20インチアロイホィールや､バイカラーのメリノレザーシート､ハンドクラフトのクリスタル製シフトノブを標準装備。グラン クーペではパノラマガラスサンルーフも標準装備とした。

エクステリアデザインにおいては、よりスタイリッシュなフロントバンパーデザインに、光源を持つイルミーネーテッドグリルを採用することで、夜間の存在感を高めた。インテリアにおいては、大型12.3インチのセンターディスプレイの採用により機能性が増し、ドアスイッチ部をシルバーで加飾することにより上質感をアップさせている。

パワートレーンはガソリンエンジンとディーゼルエンジンをラインアップ。ガソリンエンジン搭載モデルにおいては、最高出力250kW（340PS）/5000rpm、最大トルク500Nm/1600-4500rpmを発生する高効率な直列6気筒 3.0リッターBMWツインパワーターボガソリンエンジンに、8速ATを組み合わせた。

ディーゼルエンジン搭載モデルにおいては、最高出力235kW（319PS）/4400rpm、最大トルク680Nm/1750-2250rpmを発生する高効率な直列6気筒 3.0リッターBMWツインパワーターボディーゼルエンジンに、8速ATを組み合わせている。

安全機能・運転支援システムにおいては、ミドルクラス以上のBMWモデル同様に、高性能3眼カメラ＆レーダーおよび、高性能プロセッサーによる高い解析能力の最先端運転支援システムを標準装備。高速道路での渋滞時において、ドライバーの運転負荷を軽減して安全に寄与する運転支援システム「ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能」が装備され、一定の条件下において、ステアリングから手を離しての走行が可能となっている。

コネクティビティにおいては、「OK, BMW」と話しかけることで、車両の操作や目的地の設定などが可能な「BMW Intelligent Personal Assistant」を搭載。Apple CarPlayやSpotifyへの対応、BMWコネクテッド・ドライブの標準装備により、スマートフォンで事前に検索した目的地を車両に送信できるほか、車両のキーを持たずとも、スマートフォンをドアハンドルにかざすことで、車両の解錠/施錠、エンジンの始動も可能としている。