任天堂は「Nintendo Direct 2022.2.10」にて、Nintendo Switchの探索型アクションゲーム『メトロイド ドレッド』に対し、無料アップデートで2つの新モードを追加したことを発表しました。また、配信されていた体験版も、新しくなったバージョンの配信が始まっています。新たに追加されたモードは「ルーキーモード」および「ドレッドモード」。これまでは通常の「ノーマルモード」と一度クリアすれば解禁される「ハードモード」の2つが選べましたが、難易度が上下それぞれ1つずつ加わった格好です。
まず「ドレッドモード」は、どんな攻撃が当たっても1撃でゲームオーバーになってしまう究極の難易度です。
従来のメトロイドシリーズは「迷宮を探索して体力アップのアイテムを回収、打たれ強くなる」RPG的な成長要素が共通していましたが、一発死により常に絶体絶命ということに。ハードモードもノーマルより敵の攻撃力(主人公サムスの被ダメージ量)が倍になっていましたが、それどころではない緊張感ある探索が楽しめそうです。
かたや「ルーキーモード」は、探索の手応えはそのままに、アクションが苦手な人でもプレイしやすくなった難易度です。ボスの攻撃力もノーマルより低く、敵を倒したときに出る回復エネルギーも多い、といった特徴があります。
本作の難度はかなりシビアで「敵の攻撃にメレーカウンターを合わせる」(メレー~は特殊行動。こうすると敵を怯ませたり回復エネルギーが取れます)が身につかないとクリアも厳しかったのですが、難しい操作が苦手な人にとってもハードルはかなり下がるかもしれません。
とはいえ、アイテムを全回収するためには加速>しゃがみ動作>8方向入力の特殊移動技「シャインスパーク」を使いこなす必要があり、こちらの難易度は下がっていないと思われます。またゲームクリア時のリザルト画面も拡張。これまでの「CLEAR TIME」に加えてマップ表示やリトライ時間も計測される「「TOTAL PLAY TIME」、「アイテム回収率」、「ゲームオーバーの回数」、「受けたダメージ総量」などが表示されるようになります。
メトロイドシリーズはRTA(ゲームスタートからクリアまでの実時間を競う)が盛んですが、このリザルト拡張により、今後は「一度もマップを開かずにクリア」(RTA勢は当然のようにやっていますが)など縛りプレイが流行りそうです。
さらに2022年4月には無料アップデート第2弾として「ボスラッシュ」の追加が予告されています。ボスを次々と倒していきクリアタイムを競えるモードになる予定とのことで、やり応えあるボス戦が非常に楽しい本作では待望のアップデートと言えそうです。
さらに、まだ『メトロイド ドレッド』をプレイしたことのない人に向けては、アップデートされた体験版も用意されています。こちらにも「ルーキーモード」が追加され、序盤のボス「コルピウス」との戦闘が楽しめるようになりました。これをきっかけに、未知の体験に飛び込んでみてはいかがでしょう。Source:任天堂