iPhoneがハードウェア的に破損したり故障したとき、アップル公式の窓口では修理可能かどうかを分析された上で結局は本体ごと交換となり、数日は待たされることがままあります。そうした状況が改善されて対応が速まるかもしれない「背面ガラスのひび割れ等はすぐに部品交換」という新たな修理方法が導入されるとの噂が伝えられています。
米MacRumorsが入手したアップル正規サービスプロバイダ(および恐らくジーニアスバー)向け内部文書によると、2月24日からiPhone 12 miniおよびiPhone 12のバッテリー、ロジックボード、ワイヤレス充電コイル、タプティックエンジン、Face IDシステムのついた「iPhoneリア(背面)システム」を交換用部品として取り扱えるようになるとのこと。このリアシステムには画面と背面カメラ以外の全てのコンポーネントが入っているとされ、つまり背面ガラスに主要パーツが貼り付いたものと思われます。
たとえばお客が背面ガラスにヒビの入ったiPhone 12 miniを修理に持ち込むと、お店の技術者は背面全体を取り替えて元のディスプレイや背面カメラに取り付けてやるだけ。逆にいえばロジックボードだけ、Face IDだけを交換できず、丸ごとすべて交換になるもようです。
また画面や背面カメラが損傷や故障している場合は、この修理方法の対象にはならないとも但し書きされています。
あくまで修理方法の変更にすぎませんが、背面ガラス割れ程度であればアップルに返送したり新たな部品を取り寄せずに店内で処理できるため、お客にとっては待ち時間が短くなる可能性もあります。アップルは通達文書で二酸化炭素排出量を削減するコミットメントの一環だと主張しているそうですが、iPhone 12での充電アダプタやイヤホン廃止に際しても同じ趣旨(カーボンニュートラルな社会の実現)を主張していました。
数年前のiPhoneよりかなり頑丈になったはず(しかも日本ではケース入り運用が普及)の背面ガラスにヒビを入れるユーザーがそれほど多いかどうかは不明ですが、お客が修理のため店に足を運ぶ回数が少なくなれば、交通機関の消費エネルギーが節約されて二酸化炭素の削減に繋がるのかもしれません。
Source:MacRumors
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