Engadget Logo エンガジェット日本版 Apple Watch Series 6でHermèsをリピート 常時表示や文字盤共有にも特別感(石野純也)

huaweiwearabless 23/05/2022 729

Apple Watch Series 6/SEが、先週金曜日に発売を迎えました。筆者も、発表会直後にアップルのサイトでSeries 6を予約。一部のバンド以外は21日以降の到着になっていましたが、21日に無事、受け取ることができました。今回購入したのは、2年ぶりのApple Watch Hermès。サイズは40mmで、前回と同じです。

まずはパッケージから。こちらは、2年前に掲載した記事のものとほとんど変わりません。アップルとHermèsのロゴが入ったオレンジの箱の中に、本体とバンドの箱が2段重ねになっています。ちなみに、発表直後に予約した際には、シンプルトゥールはフォーヴのバンドのみ、18日着になっていました。デフォルトではフォーヴが入った状態で、注文に応じて下のケースを入れ替えて出荷しているのかもしれません。

本体は紙の包みに入った形で保護されており、バンドは上下1つずつ、布の袋に入れられた贅沢仕様。充電器やHermès限定で付属するオレンジのスポーツバンドは、本体と同じ上の箱に収められています。今回購入したのは、オレンジのバンドとのセット。Apple Watch Hermèsの定番色です。

新色にも心惹かれるものがあった一方で、発色のいい「ジョーヌアンブル」(黄)や「バンブー」(緑)は、服装を選びそうなのが難しいところ。その点、オレンジなら、そこそこ合わせやすい印象もあったので、今回はこちらを選択しています。ちなみに、過去の試着での経験上、バンドを腕に二重巻きにする「ドゥブルトゥール」は、筆者の腕のサイズには合いませんでした。新型の「アトラージュ・ドゥブルトゥール」もHermèsらしさがある素敵なデザインですが、サイズ的に厳しそうな予感がしたため、断念しています。

スペック的にはシンプルトゥールもドゥブルトゥールも、130mm-200mmにはなっていますが、バンドの一番外側の穴で止めても様になるシンプルトゥールに対し、ドゥブルトゥールはギリギリすぎると巻いたバンドがピチピチになってしまってデザインが損なわれてしまうのかもしれません。腕の細い男性や逆に腕の太い女性もいるため、全てに当てはまるわけではありませんが、どちらかと言うと、女性向けのサイズ感と言えそうです。

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エンガジェット日本版 Apple Watch Series 6でHermèsをリピート 常時表示や文字盤共有にも特別感(石野純也)

Series 5は見送った筆者ですが、Series 6を購入したのにはいくつかの理由があります。1つ目は必要に迫られたため。ディスプレイサイズはSeries 4から大型化しているため、買い替えたところで特に変化はなく、ぶっちゃけ自分から言わなければ誰も気づかないと思いますが、Series 4のApple Watch Hermèsはほぼ毎日使っていたため、必然的にバッテリーの持ちが少々悪くなっていました。2~3か月に1回程度、何かのアプリが暴走して、お昼過ぎに電池がなくなってしまったことも。安定を求めるなら、やはり買い替えた方がいいとなりました。

また、ステンレススチールは長く使っていると、どうしても小傷がついてしまいます。光沢感が高級感につながっている一方で、アルミに比べるとどうしても傷が目立ちやすいのも事実。修理に出すほどではありませんが、どうせ新機種が出たのであればピカピカにしたいと考えました。

Series 5をスキップした筆者にとって、ディスプレイの常時表示も初体験。Apple Watch Hermèsなら、オーウェイズ・オンならぬ、オールウェイズ・エルメス(笑)を楽しめるということで、これも買い替えのきっかけの1つになりました。それだけなら、Series 5に飛びついていればよかったのですが、Apple Watchは1年で買い替えるようなサイクルの商品ではなく、常時表示だけだと買い替えの理由として弱い気もします。いくつかの理由が重なった結果、買い替えに至りました。

Series 6では、非アクティブ時の明るさが25%ほど向上しています。正直なところ、Series 5で同じ状態のディスプレイを見たときには「ちょっと暗いな」と感じました。特に角度がついているときには、見づらい印象がありました。それに対し、Series 6は正面に近いところから見ると、アクティブ時のディスプレイと大きな違いがないようにも思えます。実際はオンにするとより明るくなるため、差はありますが、見やすくなったのは大歓迎。吊革につかまりながらや、キーボードを打ちながら時間をチラ見するときに重宝します。

特にApple Watch Hermèsは、このバージョンにしか入っていない独自のHermès文字盤が魅力の1つ。Series 4までのように、腕を上げたとき以外はディスプレイが消える仕様だと、見た目は普通のApple Watchと同じになり、魅力が半減してしまいます。自己満足と言えばそれまでですが、やはりスタイリッシュな文字盤は常時表示されている方がうれしいもの。その意味で、Series 4から6への買い替えは大正解だったと考えています。

ちなみに、watchOS 7では、文字盤の共有機能が搭載されましたが、Hermèsの文字盤はHermèsでしか読み込めないようになっています。新たに採用された「Hermès Circulaire」は、従来までのほぼ時刻しか確認できなかったシンプルな文字盤とは打って変わり、四隅と文字盤中央下にコンプリケーションを配置できるようになっています。

少々ゴチャゴチャしていて、Hermèsらしさい潔さがそがれてしまったようにも見えますが、おそらくこれは、文字盤の共有機能を使ってお勧めの配置をシェアすることを見越して作られたもの。Apple Watch Hermèsのオーナー同士で、マイベストHermès Circulaireを交換し合う……といった使い方が想定されているような気がします。従来のHermèsだけだと、設定項目が少なすぎて、口頭で伝えるだけでシェアできますからね(笑)。こんなところからも、アップルとHermèsが文字通りの意味でコラボレーションしていることが伝わってきます。

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