ティソ ジェントルマン オートマティック
手頃な価格なのにデザインも品質もハイレベル。「良い時計が欲しいな」という人にとってうれしいことに、そんな腕時計が増えています。これは時計作りの現場で使う技術やマシンが進化したおかげ。10年前なら30万円近いお価格が付いたはずのモデルが、今では税込みでも10万円前後で買えます。今回はそんな「10万円前後のオススメモデル」をご紹介します。
ティソ「ティソ ジェントルマン オートマティック」日本限定モデル。価格11万円
「ティソ」驚異的なコストパフォーマンスかつ世界トップ5に入るビッグブランド
世界最大の時計企業スウォッチ グループに属する「ティソ」は、世界トップ5に入るビッグな時計ブランド。技術力も品質も高くて、コストパフォーマンスも抜群。だからスイス人にとっていちばん身近で愛されている時計ブランド。
1853年、懐中時計の時代から数々の伝説を持つ老舗ですが、いちばんの魅力は、いつも“価格を超えた価値を持つ時計”、つまり驚異的なコストパフォーマンスの腕時計を世に送り出してきたこと。しかも、異素材ケースやクォーツなど、どこよりも積極的に新しい技術に挑戦し、時代のトレンドを先取してきたブランドでもあります。
今回オススメする「ティソ ジェントルマン オートマティック」日本限定モデルも、そんなティソらしい最先端のムーブメントと、スイスの老舗らしい王道を行くクラシックスタイル、そして“価格を超えた価値”を備えた腕時計です。
搭載ムーブメントの「パワーマティック80(エイティー)シリシウム」とは、このモデルに搭載されている機械式ムーブメントの名前。「80」はパワーリザーブ、つまりゼンマイをフルに巻き上げてから時計が止まるまでの持続時間のこと。「シリシウム」とはシリコン素材のパーツを心臓部に採用していることを表しています。
この約80時間パワーリザーブという性能は、今の機械式時計では最先端のごく一部の時計ブランドしか実現していない優れた性能。そしてムーブメントの心臓部の部品にシリコン素材を使うことで、今の時代の機械式時計に不可欠な性能である、スマートフォンなどに触れたり近くに置いたりしても故障する心配が少ない、強力な耐磁性能を実現しているのです。
シンプルですがしっかり太さがある、磨き上げられたインデックスや針は視認性も抜群。落ち着きのあるグレーの文字盤との組み合わせは、フォーマルやビジネスはもちろん、普段使いにもぴったり。
しかも風防や、自慢のムーブメントの姿が楽しめるケースバックは、傷の付きにくいサファイアクリスタル製。どれも高級時計にふさわしいスペック。
ケースも着けやすい薄型で、細部の仕上げも価格をはるかに超えたクオリティー。これで交換用のレザーストラップも付属して税込み11万円という価格には、とにかく感心ばかりです。
ティソ「ティソ ジェントルマン オートマティック」日本限定モデル自動巻き。ケース径40mm。ケース厚11.5mm。SSケース&ブレスレット(交換用レザーストラップ付属)。パワーリザーブ約80時間。10気圧防水。11万円