タイプ別おすすめのコーヒーメーカー7選。全自動から簡単に使えるドリッパーまで使ってみてよかったものだけ厳選

huaweiwearabless 21/02/2023 508

コーヒー派、必見です。

外出自粛やテレワークで、なかなかカフェに行けなくなったという方も多いですよね。私自身も最近は「おうちカフェ」が多くなり、豆から挽いてハンドドリップしてみたり、フレンチプレスで濃い目に入れたものをミルクで割ってみたり、自分好みの一杯を目指して楽しんでいます。

そんな今だからこそご紹介したいのが、Wirecutter編集部が厳選した「おすすめのコーヒーメーカー」。おいしさと手軽さにフォーカスしたおすすめ機種をはじめ、グラインダー(コーヒーミル)などのこだわりアイテムも登場します。長年にわたってあらゆる機種を試してきたラファエル・ブリオン記者のレビューをご覧ください!


おすすめのドリップ式コーヒーメーカー:OXO Brew 9 Cup Coffee Maker

最高のコーヒーメーカー

キッチンがカフェっぽくなるスタイリッシュなデザインで保温性抜群のポット。しかもタイマー機能付きなので、夜寝る前にセットしておけばお目覚めの一杯で至福のひとときが味わえます。

9カップコーヒーメーカーでOXO

34,835円

好きなところ:

・コーヒー粉をセットすれば、あとはボタンひとつでハンドドリップの味わいが楽しめる

・水をコーヒー抽出に最適な温度にまで温めてくれる

・タイマー機能付き

好きじゃないところ:

・ボタンが直感的じゃない

・場所をとる

こんな人におすすめ:保温ポット付きのドリップ式コーヒーメーカーが欲しい人。すでにお気に入りのグラインダー(これもおいしいコーヒーには欠かせません)を持っていて、コーヒー豆にはちょっとうるさいという人。

おすすめポイント:OXO Brew 9 Cup Coffee Makerはとにかく「手軽で本格的」なのが魅力。タイマーはもちろん、事前にコーヒー粉を蒸らしてくれるなど、おいしいコーヒーへのこだわりがつまっています。しかも、スピーディです。ドリップ式コーヒーメーカーのテストでは、とにかくできあがったコーヒーのおいしさが際立ちました。デザインもハンサムで、注ぎやすいステンレス製ポットは保温性抜群。長時間ホカホカのコーヒーを楽しめます。

使ってみて気になったのは、インターフェースが直感的ではなく、マニュアルをしっかり読んでからでないとタイマー機能も使えません。すぐに慣れますけどね。そして長期間テストしてわかったのが、ポットの蓋部分にコーヒーがたまりやすいということ。ドリップする時にポタポタはねたものが残ってしまうのだと思いますが、洗ってもなかなか落とせず衛生面がちょっと気になりました。

また、少し背が高いうえに(43cm)使用時にはさらに水タンクとドリッパーの蓋も開けることになるので、上部のスペースを確保しなければならないのが難点かも。

ちなみに、おすすめ第2位のBonavita BV1901TS Connoisseurは高さわずか30cm。正直コーヒーの風味もBonavitaのほうが上だったのですが、ランキングではタイマーなどの便利機能を搭載しているOXOに軍配が上がりました。機能よりも味重視、という方はBonavitaを検討してみては。 OXOはお値段も高めなので、もう少し手ごろなものをお探しの方は、こちらのコーヒーメーカーガイドをご参照ください。

寸法約38×21×43cm
容量9カップ
所要時間7分未満

おすすめのコーヒードリッパー:Kalita Wave 185ドリッパー

今回紹介したなかで最高のドリッパーです。

カリタ Kalita コーヒー ウェーブシリーズ ガラスドリッパー 185 【2~4人用】 ブラック #05039

1,739円

こんな人におすすめ: おいしいコーヒーのために、お金をかけずに手間暇かけたい…という人。繊細で緻密なプロセスを楽しみながら最高の1杯を抽出したいという人。

おすすめポイント: 最もシンプルに絶品コーヒーを淹れる手法といえば、ハンドドリップです。抽出のプロセスを自分好みにアレンジして、コーヒー豆の風味を最大限引き出すことができます。その分、アイテムにもこだわりたいところ。一番おすすめのドリッパーがKalita Wave 185です。テストした中では最も均一でムラがなく、風味豊かな一杯を楽しめるアイテムです。

気になった点 : 全自動のドリップ式コーヒーメーカーと比べると、とにかく手間がかかります。忙しい朝にはちょっと不向きかも。特に、Kalita Wave 185ドリッパーはスタンダードなメリタのフィルターではなく、オンラインショップやコーヒー専門店で販売される専用のフィルターを使用しています。

おすすめのコーヒーメーカー:Mr. Coffee Easy Measure

お手頃価格の本格派

シンプルでコンパクトながら、なめらかで満足の一杯を抽出します。

こんな人におすすめ:リーズナブルで手軽においしいコーヒーを楽しみたいという人。 毎回豆を挽くのはちょっと大変、という人におすすめなのがこちらの商品。お手頃価格ながら高級なドリップ式コーヒーメーカーに負けない一杯を抽出します。

おすすめポイント: リーズナブルな価格帯の製品を比較テストしたところ、Mr. Coffee Easy Measureのコーヒーが最も滑らかでバランスがいいという結果になりました。スッキリしたコンパクトボディと、シンプルなインターフェースが魅力で、コーヒーを淹れてからの経過時間を30分単位で教えてくれます。タイマー操作もシンプルで、誰でも簡単に操作できます。

気になった点 :40ドル(約4,400円)の価格は魅力ですが、その分ボディはほぼプラスチック製で他の製品と比べると頑丈さに欠ける印象。最新モデルのため長期間使用した際の耐久性などのレビューを確認することができなかったので、今後もテストを継続していきたいと思います。ハイエンドモデルと比べて、抽出時間や仕上がりにややムラが見られましたが、コスパを考えれば十分なクオリティです。

容量12カップ
抽出時間約11分

おすすめのフレンチプレス: Bodum Chambord

シンプルにリッチな味わいを楽しむフレンチプレス

タイプ別おすすめのコーヒーメーカー7選。全自動から簡単に使えるドリッパーまで使ってみてよかったものだけ厳選

シンプルかつエレガントなフレンチプレスで、ハイエンドモデルに負けない「微粉末フリー」の滑らかなコーヒー。

BODUM ボダム CHAMBORD シャンボール フレンチプレス コーヒーメーカー 350ml シルバー 【正規品】 1923-16J

3,216円

オススメしたい人: 超シンプルに、スピーディにコーヒーを淹れたい人におすすめ。すぐに使いこなせるようになります!

おすすめポイント: 置いてあるだけで絵になるクラシックなBodum Chambordはバランスの良い味わいが魅力。フレンチプレスで気になりがちな「口に残る微粉末」もほとんどありません。おすすめのフレンチプレスガイドを作成するにあたり、さまざまなフレンチプレスタイプのコーヒーメーカーを試してみたところ、Chambordで淹れたコーヒーがナンバーワンになりました。3倍以上高いモデルと同じくらい沈殿物が少なく、お手入れも簡単。濁りの少ないバランスの取れた濃厚なコーヒーが楽しめます。

気になった点: フレンチプレス式の多くはボディがガラス製なので、ステンレス製と比べるとどうしても耐久性が心配。落としたり強くたたいたりすると割れてしまうので注意が必要です。万が一破損した場合は、Bodumのサイトなどから交換部品を購入できます。 レビューの中にはプランジャー(コーヒーをプレスする棒の部分)の上部にある球形のハンドルが押し下げにくいという評価もありましたが、このパーツを使う時間は数秒程度なのでそれほどこだわらなくてもいいのかなと思います。

サイズ展開1.5カップ、4カップ、6カップ
材質ホウ酸ガラス(ビーカー部分)、ポリプロピレン(ハンドル)

おすすめのコールドブリューコーヒーメーカー:OXO Good Grips Cold Brew Coffee Maker

風味豊かなアイスコーヒーが楽しめるコールドブリューコーヒーメーカー

OXOのコールドブリューコーヒーメーカーはおしゃれなデザインとクレバーな機能で、手軽においしいアイスコーヒーが味わえます。場所をとらないスッキリしたフォルムも魅力。

こんな人におすすめ: アイスコーヒーでも本格派にこだわりたい!という人におすすめ。ホットコーヒーを冷やして飲むとどうしても酸化による苦味が出てしまうのですが、コールドブリュー(水出しコーヒー)は時間をかけてゆっくり抽出するので、マイルドな口当たりを楽しむことができます。

おすすめポイント:おすすめのコールドブリューコーヒーメーカーのガイドで第1位に選ばれたこちらの製品は、使い方が簡単でデザイン性も高く、ムラのない風味豊かなコーヒーを抽出できます。バランスのとれた酸味と際立つ香り、そしてスッキリした仕上がりのアイスコーヒーです。

気になった点: テストの過程でFiltron Cold Water Coffee Concentrate Brewerのほうが滑らかでまろやか、という意見もありました。大胆でストロングな味わいのOXOと、好みがわかれるところかもしれません。使いやすさではOXOのほうが上です。

寸法約24×24×37cm
容量4カップ

おすすめのエスプレッソマシン:Breville Bambino Plus

初心者向けのおすすめエスプレッソマシン

高速で使い方も簡単。ムラのないエスプレッソショットと絹のようなスチームミルクで、初心者はもちろん味にうるさい愛好家の方でも満足できるエスプレッソマシンです。

Breville BES500BSS Bambino Plus エスプレッソマシン つや消しステンレススチール

82,800円

こんな人におすすめ: カフェに行けない時でも自宅でおいしいエスプレッソやカフェラテ、カプチーノが飲みたいという人におすすめ。

おすすめポイント:Breville Bambino PlusはWirecutterの「おすすめエスプレッソマシン、グラインダー、アクセサリ」のテストで最高ランクに選ばれたエスプレッソマシンです。他のマシンと比べてムラのない豊かな味わいを生み出します。使い方が簡単で説明書もわかりやすく、ユーザーフレンドリーなデザインで初心者でも安心です。特にミルクを使ったドリンクは絶品で、Bambino Plusのスチームノズルは比較した製品の中でも抜群の性能でした。こちらのモデルは付属のアクセサリも豊富(マシンに収納可)で価格もお手頃です。

とはいえ、おいしいエスプレッソを作るのに大切なのはエスプレッソマシンだけではありません。エスプレッソの味の決め手は挽き目だといわれるほど、実は優秀なグラインダーも重要ポイントです。

「おすすめのグラインダー」の記事でもさまざまなグラインダーを紹介していますが、ここでランキングされているのはどちらかというとドリップ向きの製品で、エスプレッソにはもう少し細かく挽けるエスプレッソ向きのグラインダーを選んだ方が〇。そこでおすすめなのがRancilio Rocky。こちらは文字どおりエスプレッソのためのグラインダー。この価格帯では最高のパフォーマンスを見せてくれました。

気になった点: Bambino Plusが作るエスプレッソは確かにムラがなくおいしいのですが、より高価なBreville Barista Touchのほうがやはり上手。Bambino Plusで事前にプログラムされたダブルショットを試してみたところ、途中で抽出が止まってしまうというマイナスポイントも。また、Breville機種には見られた給水タンクもありませんでした。

寸法約32×19×31cm
ウォーターフィルターあり
容量1.9L
Rancilio HSD-ROC-SD Rocky Espresso Coffee Grinder by Rancilio

78,509円

おすすめのカプセル式エスプレッソ(ネスプレッソ)マシン:Essenza Mini

場所をとらないコンパクトなネスプレッソマシン

Essenza Miniは必要十分な機能を備え、400ドル(約4万4000円)以上のネスプレッソマシンと同等のエスプレッソを抽出してくれます。

ネスプレッソ エスプレッソマシーン エッセンサ ミニ ルビーレッド D30RE

8,800円

こんな方におすすめ: ネスプレッソといえばとにかく手軽にエスプレッソが楽しめるコーヒーメーカーなので、利便性とスピードを重視する方に最適です。カプセルをマシンにセットしてボタンを押すだけと、手順は簡単!

おすすめポイント:Essenza Miniはネスプレッソ史上最小・最軽量でありながらパワフルで、おすすめナンバーワンのネスプレッソマシンです。どのマシンも味わいに大きな違いはなかったため、最も価格の安い商品をベストとしました。ネスプレッソの味には好みがあり、価格もドリップコーヒーと比べると割高ですが、ネスプレッソ最大のメリットはなんといってもその使いやすさ、スピード、そしてカプセルならではの「いつも変わらぬ味わい」です。

気になった点: Essenza Miniはコンパクトなため水タンクの容量が600mlしかなく、使用済みカプセルも6個までしか収容できないので家族が多い場合や使用頻度が高いと不便に感じるかもしれません。ただ、どちらも補充や処理は手軽なので、そこまで大きなマイナスではなさそうです。連続して数十杯分を入れてみたところ動かなくなってしまったので、人が集まる場には不向きかもしれません。マシンが停止したりプスプス言い出したりしたら、1分ほど休ませてあげるとまた復活するはずです。

寸法:11×33×21cm
容量約600ml(エスプレッソ8杯分)
使用済みカプセル収容数6個

コスパ最強のおすすめグラインダー:Baratza Encore Coffee Grinder

コスパ最高のグラインダー

飾り気はないけど働き者。均一な挽き具合でコーヒーの風味を最大限引き出します。

こんな人におすすめ: 本格的なコーヒーを目指すこだわり派にとって、最も重要なアイテムは高品質のグラインダーです。ムラのないコーヒーを目指すなら、プロペラ式でランダムに細かく豆を砕くブレードグラインダーよりも、豆を均一に挽くことができるBaratza Encore Coffee Grinderのようなバーグラインダーがおすすめです。

おすすめポイント: ほっそりスリムなBaratza Encore Coffee Grinderは他の商品の7割程度の低価格。最高のグラインダーを紹介した記事では、家庭向け製品の中で最高ランクに選ばれています。豆をスピーディかつ均一に挽くことができ、使い方や挽き具合の調整も簡単で、お手入れも楽。まさにおすすめナンバーワンのグラインダーです。

気になった点: Encoreは非常にシンプルでなマシンで、オン・オフスイッチしかありません。なのでBaratza Virtuoso+にあるようなタイマー機能はなし。エスプレッソ向けに超微細な設定にすると、時間がかかる場合があります。他のマシンもそうだったのですが、豆を挽くときに粉が飛び散ってカウンターが汚れてしまうことがあります。

寸法約16×12×35cm
粒度調整40段階

いつでも最適温度のお湯を提供してくれるおすすめ電気ケトル2選:Cuisinart CPK-17 PerfecTemp Cordless Electric Kettle/OXO Brew Pour-Over Kettle

直感的で最高の電気ケトル

容量1.7Lのステンレス製ケトルで、各種ドリンクに最適な温度のお湯をスピーディに提供してくれます。

最高のグースネック電気ケトル

ピンポイントでお湯を注げるグースネックタイプはハンドドリップのコーヒーに最適。細かく温度設定できるので、こだわり紅茶派の方にもおすすめです。

Cuisinart CPK-17 PerfecTemp 1.7-Liter Stainless Steel Cordless Electric Kettle クイジナートコードレス電気ヤカンポット 並行輸入品

22,500円

OXO ON 電気ケトル コーヒードリップ 温度調整機能 タイマー付き 国内仕様 1.0L 8717100

17,470円

オススメしたい人:Cuisinart CPK-17 PerfecTemp Cordless Electric Kettleは、各種ドリンクに最適な温度がプリセットされているので、気分に応じて色々な飲み物を楽しみたい人向け。

ハンドドリップコーヒー用に使うのであれば、細首(グースネック)のOXO Brew Pour-Over Kettleがおすすめ。温度を細かく調節できるので、紅茶のようなデリケートな飲み物にも最適です。

おすすめポイント:Cuisinart CPK-17 PerfecTemp Cordless Electric Kettleは、おすすめ電気ケトルガイド(2013年から随時更新中)でナンバーワンに選ばれたケトルです。スピードと正確さと使いやすさが三位一体となった逸品で、ハンドル部分には各種飲み物に最適の温度がプリセットされたボタンがついています。

グースネックタイプのOXO Brew Pour-Over Kettleは注ぎ口が狭くなっているので、フィルターの中のコーヒー粉にピンポイントでお湯を注ぐことができます。温度制御の正確性も、テストしたモデルの中でピカイチでした。

気になった点: Cuisinart CPK-17は的確に湯温調節をしてくれますが、72℃に設定した際は6度ほどの誤差があり、低温では精度が低くなることがわかりました。それでもほかの機能が充実しているので、この程度の誤差は許容範囲だと思います。一部の読者からは約1年使用した後に故障したという声もありました。主にネジのさびや蓋が原因だったようですが、Wirecutter編集部ではそうした現象は起こりませんでした。

OXOはほかのグースネックケトルと同様にワンタッチで蓋を開ける機能はなく、手で引っ張るしかないためケトルに高温のお湯が残っている場合は注意が必要です。また、水位表示ウィンドウもありません。Amazonのレビューには耐久性への不満が見られ、他の小型家電製品と比べて寿命は短いと思っていた方が無難なようです。それでも他の製品よりの長めの2年間保証がついており良心的だといえます。OXOのカスタマーサービスは対応が迅速なので、それも安心です。

Cuisinart CPK-17:

寸法約25×21×30cm
容量1.7L
温度設定6段階のプリセット

OXO Brew Adjustable Temperature Electric Pour-Over Kettle

寸法約29×16×21cm
容量1L
温度設定140°F(60℃)から212°F(100℃)まで1度刻みで調整可能

ここまで、Wirecutterのラファエル・ブリオン記者が厳選したさまざまなアイテムをご紹介してきましたが、いかがでしたか? じっくり味わいたい方も、手軽な一杯をお求めの方も、自分にぴったりのコーヒーに出会うための参考にしてみてください!

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