カシオ2021年10月の時計新製品を実機写真で! OCEANUS・EDIFICE・PRO TREK・SHEEN編

huaweiwearabless 16/06/2022 779

カシオ計算機から2021年10月発売の時計新製品が発表された。G-SHOCK・BABY-Gのアナログモデル編、デジタルモデル編に続いて、最後はOCEANUS(オシアナス)、EDIFICE(エディフィス)、PRO TREK(プロトレック)、SHEEN(シーン)の新製品をまとめてお届けする。掲載した価格はすべて税込み。発売月は10月の予定だ。

毎回、新しい着眼点と広がる世界観、上質で緻密なディテールで私たちを虜にするOCEANUSのプレミアムライン「Manta」(マンタ)。その新作「OCW-S6000」が登場する。

「OCW-S6000」は、ベゼルに厚みのあるサファイアガラスを採用。内部反射による輝きを設計した24面構成のファセットカットとした。新しいオシアナス・ブルーは紺碧の海をテーマに、上から下へと深みを増すブルーブラックグラデーションを蒸着。さらにスパッタリング処理を複数回行い、今までにない複雑な青を表現した。サファイアガラスの耐傷性の高さと相まって、ベゼルの輝きが長く楽しめるのも特長だ。都市コードはレーザーで刻印し、美しさに機能性と精密感を与えている。

ミラーブラックダイヤルは、ベゼルの美しさを引き立てつつ、時刻の視認性を高めている。インダイヤルのソーラーセルによってのみ発電するインダイヤルソーラーが可能にしたデザインだ。時分針はOCEANUSで初めて、断面が台形形状の3面カット針。

ケースはManta最薄となる厚みとスポーティーな印象のシャープな面で構成され、ラグ部分がサファイアベゼルを支えているように見える。今までデュアルカーブ形状を貫いてきたサファイアガラス風貌はフラット形状となり、ベゼルトップとツライチにすることでフェイスが広く見える効果を狙っている。

今回は2モデルをラインナップ。シルバーの「OCW-S6000-1AJF」は、ケースとバンドにチタンカーバイド処理、ブラックの「OCW-S6000B-1AJF」はケースとバンドにDLC(Diamond Like Carbon)処理を施した。

機能面では「OCW-S5000」同様、電波受信機能による時計単体での時刻修正に加え、Bluetoothを利用したスマートフォンリンク機能を搭載する。価格は「OCW-S6000-1AJF」が275,000円、「OCW-S6000B-1AJF」が308,000円。

「OCW-S6000」については、その魅力を余すところなく紹介する開発者インタビュー記事『究極のサファイアCMFモデル-青く輝く最新Manta「OCW-S6000」の魅力を大解剖(PR)』も、たっぷりのディテール写真とともに掲載しているので、ぜひ併せてご覧いただきたい。

モータースポーツにインスパイアされた高機能メタルウオッチ「EDIFICE」。その新製品として、「Honda Racing(ホンダ・レーシング)」とのコラボレーションモデル「Honda Racing Championship White Edition(ECB-S100HR)」が登場。

Honda Racingの活動に共感して、多数のコラボレーションモデルをリリースしてきたカシオ。今回のECB-S100HRは、Honda RacingのF1参戦の歴史とこれまでの功績に敬意を込めて開発されたという。カシオとHonda Racingがともに歩んだ歴史や時計の詳細については別記事『カシオ「EDIFICE」×Honda Racing、F1参戦の歴史と功績を称えるコラボモデル』に譲るとして、ここで押さえておきたいポイントは、何といっても以下の2点だろう。

カシオ2021年10月の時計新製品を実機写真で! OCEANUS・EDIFICE・PRO TREK・SHEEN編

まず、デザインのモチーフは、1964年F1に初参戦したホンダ「RA271」であること。そしてRA271の「チャンピオンシップホワイト」と呼ばれるボディカラーの塗料をダイヤル外周リングに用いたこと。すごいと思いません? RA271で実際に使われたHonda純正の本物の塗料ですよ。これはスーパーカーブーム直撃世代殺しの、まさにホンダF1の魂を宿したCMFモデル!

インダイヤルやボタンにはレッドの差し色、ガラス外周にはチェッカーフラッグのパターンを印刷。隅々にホンダの栄光を称える思いが込められている。本革バンドも表面がホワイト、裏面にレッドのホンダレーシングカラーだ。

厚さ9.8mmの薄型ケース、タフソーラー駆動、Bluetoothとアプリによるスマートフォンリンク機能が実現するレース観戦に役立つ機能の数々など、機能や性能はベースモデル「ECB-S100」と同じ。価格は46,200円。

本格派アウトドアウォッチ「PRO TREK」。その中で最高峰のモデルであり、標高8,163mのヒマラヤ霊峰の名を冠する「MANASLU」(マナスル)から、ニューモデル「PRX-8001YT-7JF」が登場。

ベースモデルは「PRX-8000T」。ベゼル材質には通常のチタン素材より硬度が高く傷が付きにくい64チタンを採用。雪山に見られる風紋や雪紋といわれる波状のパターンをベゼルトップに彫刻。これに伴い、都市コードはベゼルサイドに移動した。

一方、ダイヤルにも半透過印刷で風紋を表現。針やインデックスは、ヒマラヤ山脈のナイフリッジのように鋭く切り立った雪稜をイメージ。時分針についても、ベースモデルより細くシャープなフォルムとなった。ほかにもインデックスにメタリック蒸着を施すなど、時計全体を雪山の情景をイメージしたデザインにまとめている。

ケースはDLC処理、バンドはチタンカーバイド処理。風防は内面反射防止コーティングのサファイアガラス。電波ソーラーやトリプルセンサーの搭載など、機能と性能はベースモデルと同じ。価格は198,000円。

20気圧防水を装備したPRO TREK「ANGLER LINE」(アングラーライン)から、釣り具、いわゆるタックルにインスパイアされたカーボンベゼルモデルが登場。

ベースモデルは、小振りながらもハイエンド機に引けを取らない性能を持つ「PRW-70」。カーボンロッドから着想を得た積層カーボンベゼルは、軽量で耐摩耗性を持ち、袖口とのスレが多いフィッシングでのハードな使用に耐える。ダイヤルは上で紹介したMANASLU同様、波をイメージした透明印刷パターンを採用した(こちらは風紋でなく、水面の波をイメージ)。

2モデルで展開。「PRW-73X-1JF」は、スピニングリールをイメージしたメタリックなブルーをサファイアガラス風防外周に蒸着処理で表現。ベゼルとりゅうず部分にはブルーIP、レトログラードダイヤルは金属感のあるブルーで引き締め、精悍な印象にまとめた。腕との密着を防ぐ奥行きの深い波打ちバンドにはソフトウレタンを採用。軽快な装着性を提供する。価格は93,500円。

一方の「PRW-73XT-1JF」は、軽量でサビに強いチタンバンドを採用。質感の高いブラックIP処理のバンドに三つ折れ式の中留を組み合わせている。価格は115,500円。

両モデルとも風防はサファイアガラス。トリプルセンサーをはじめ、世界6局の電波を受信するマルチバンド6対応電波ソーラーなど機能や性能はベースモデルと同じ。

丸みのあるベゼルと一本足形状のメタルバンドによって、エレガントな印象に仕上げた小型サイズのチタンモデル「SHW-7100T」。タフソーラー駆動や日本・中国対応電波時計、3時位置にフルオートカレンダーを搭載するなど利便性も兼ね備えた本作をベースに、新しいダイヤルデザインを採用したモデルが登場。

ラインナップは、SHEENでは初カラーとなるライトイエローゴールド「SHW-7100TG -7AJF」(52,800円)と、シルバー「SHW-7100TD-7AJF」(49,500円)の2モデル。高級感あるローマインデックスと立体バーインデックスのコンビネーションに加え、9時位置にクリスタルをセット。上品さの中に、キラリと輝く光のアクセントが個性的。派手すぎず適度に落ち着きがある「ちょうどいい華やかさ」が魅力のレディスモデルだ。そのほかの機能や性能はベースモデルと同じ。