どれだけきれいに拭けるのか?
「ポリッシングクロス」のパッケージを開封すると、中からは約16cm四方のハンカチサイズの布が出てきます。右下部分にエンボス加工されているAppleロゴマークがなければ一般的なクロスと見た目の差は感じませんが、触ってみるとその差は歴然です。
「ポリッシングクロス」の生地は一般的なクロスと比べてかなり厚手でしっかりとしており、高級感があります。また、表面は吸水性のある少ししっとりとした手触りです。
実際にMacBook Proのディスプレイの清掃に使ってみましたが、汚れ落ちが一般的なクリーニングクロスを大きく上回る感じはありません。しかし、ポリッシングクロスが優れているのは、数回軽くなぞるだけで画面の隅の指紋までしっかりと拭き取れる点です(使用するときは左右に往復させるのではなく、一方の方向で拭き取るのがおすすめです)。
さすがAppleのハイエンドディスプレイ用に作られているだけあって、その品質は素晴らしいものがあります。また、汚れてしまった場合は食器用洗剤を水で薄めたもので手洗いし、よくすすいだあとに24時間以上の自然乾燥させれば再利用できます。実用性もあるコレクターズアイテムとして考えれば、そこまでコストパフォーマンスが悪いとは感じないかもしれません。
2021年10月に発表されたApple純正の「ポリッシングクロス」は1,980円という価格でも話題となりました。12月現在、オンラインのApple Storeで注文から3〜4週間程度の品薄状態になっています:ポリッシングクロスの表面を拡大してみました。起毛の方向はランダムで拭き取った汚れが溜まるスペースがあるように見えます同梱されている使用ガイドにはディスプレイに加えて、本体表面の清掃用にも使える旨が記載されています水分を含ませない状態でかなり汚れたMacBook Proのディスプレイ(写真左側)を数回軽くなぞりました。汚れが拭き取れていることが分かります(写真右側)