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twitter@iPhoneMania_jp からのツイートiPhone Mania2021年9月26日20時50分読了まで 約 7分39秒木でできた楽器にとって湿度管理は重要です。湿度が低すぎると木が割れてしまい、高すぎるとネックがそったりカビが生えたりします。 湿度管理に役に立つ画期的なデバイスが、「Lee Guitars Bluetooth Hygrometer温湿度計」です。スマホからケース内部の温度と湿度を監視することができ、異常を検知すると通知を出すことができます。また、独特の形状のおかげで、ケースではなく楽器内部の湿度を監視できるのも特徴です。 今回はそんなLee Guitars Bluetooth Hygrometer温湿度計を、オプションのゲートウェイとあわせてレビューします。コロナ禍の影響から、最近は楽器の売り上げが伸びているといいます。 そのなかでも木でできた楽器は、木ならではの柔らかい音が魅力であり、山野楽器によると2020年6月~2021年2月に最も売れたのはアコースティックギター、3位はウクレレだったそうです。 そんな木でできた楽器の弱点は湿度です。木は湿度によって収縮するため、あまりにも湿度が低いと耐えきれず、割れてしまいます。修理は可能ですが、多額の費用が必要となることでしょう。 また、湿度が高すぎてもだめです。カビが生えてしまったり、ネックがそってしまったりします。
このため、楽器を保管するときは湿度調整剤とともにケースに入れるのが推奨されます。 しかしながら、湿度調整剤は永遠に湿度を良い状態に保てるわけではなく、だんだんと効果が薄れてきます。効果が薄れてきたら交換などの措置が必要です。 交換時期を知るにはケース内の湿度を監視する必要があるのですが、一般的なケースは透明ではないので、ケースを開けてみないと湿度がわかりません。 このため、しばらく楽器を弾かずに放置すると、開けたときには湿度が推奨値を外れていた、ということも起きえます。
さらにもう1つの問題は、一般的な湿度計ではケース内部の湿度は計測できても楽器内部の湿度は計測できないという点です。 楽器のケース内に湿度計を設置する場合、普通は空間に余裕のあるヘッドのところに設置します。 またこれには、万が一湿度計の固定が外れても大切なボディにぶつからないようにするという意味もあります。 しかしながら、本当に計測すべきはヘッド側のケースの湿度ではなく、ボディ側の楽器内部の湿度です。音にとって大切なのはボディですし、ギターの場合ボディ内部は塗装されていないことも多く、その他の部分よりも湿度変化に弱いという理由もあります。
湿度管理をしっかりおこないたいのであれば、楽器用の部屋を用意して湿度を一定に保ち、そこに楽器をケースから出しておいておくという手もあります。 しかしながら、むき出しの状態で楽器を置いておくと、楽器を倒したり、ものを楽器の上に落としたり、踏んでしまったりすることが心配です。 また、楽器のためだけに部屋を用意し、しかも光熱費を使いながら湿度を保てる方はなかなかいないのではないでしょうか。
これらの問題を解決してくれるのが、Lee Guitars Bluetooth Hygrometer温湿度計です。この温湿度計の特徴は大きく分けて2つあります。
Lee Guitars Bluetooth Hygrometer 温湿度計はBluetoothでスマホと通信ができます。 そして専用スマホアプリが用意されており、ケースの外から内部の温度と湿度を確認することが可能です。 さらに、温度や湿度が設定範囲を超えたらスマホに通知を出すことができ、楽器を長く悪い状態にさらす前に救済することができます。
さらに面白いのが、温湿度センサーが本体から少し離れたところにあり、その間が柔軟な素材でできているという点です。 本体と温湿度センサーには磁石が取り付けられており、下の写真のように表面板をこれらの磁石で挟み込むことで、センサーを楽器内部に入れつつ、表示部を外に出すという設置ができます。これまでにもBluetoothでスマホと通信できる温湿度計は存在しましたが、このように楽器内部の温度と湿度を計測できるという製品は皆無であり、画期的といえます。
このLee Guitars Bluetooth Hygrometer温湿度計を実際購入してみましたので、レビューしたいと思います。 今回は本体に加えて、オプションのゲートウェイも購入しました。これにより、外出先からでも温度や湿度の監視が可能になります。 価格はセンサー本体が5,500円(税込)、ゲートウェイが2,200円(税込)で、Amazonや楽天などで購入可能です。
温湿度計のセンサーにはSensirionの高精度なものを使用しています。Sensirionはスイスのメーカーで、小型でリーズナブルな半導体環境センサー市場において高いシェアを誇ります。 本体とセンサーの間はぐにゃぐにゃの柔らかい素材でできています。また、磁石はかなり強力なものが搭載されているようです。実際に曲げて本体とセンサーをくっつけたり離したりした動画がこちらです。
重さは33グラムとのことでかなり軽く、楽器への負担はなさそうです。 電池はボタン電池のCR2032で動作します。これ1本で約8カ月稼働します。電池が付属しているところが地味にうれしいです。ディスプレイは普通の液晶ではなく電子ペーパー(E-Ink)であり、くっきりとした表示で見やすいです。電子ペーパーは消費電力が低いという特徴もあるので、電池の持ち時間延長にも寄与しているのでしょう。バックライトはありませんが、用途を考えると不要かと思います。
次にスマホとペアリングをおこないます。ペアリングには専用アプリが必要です。Android用とiOS用のアプリが用意されています。
起動すると「設備追加」というボタンがあるので、これを押します。すると、デバイス上のボタンを約2秒押すよう指示が出るので従います。これだけでペアリングは終了です。このデバイスを複数台使い、複数の楽器を監視できるため、区別のため名前や写真を登録することができます。次に、湿度と温度について、正常範囲の設定をおこないます。この範囲を超えたらスマホに通知が出る仕組みです。「厳格」と「ゆったり」というプリセットのほか、自分で自由に設定することもできます。 ここまで終わると、アプリのトップ画面に現在の温度と湿度が表示されます。アプリの設定は全体的に迷うことなく終えることができました。
設定が終わったら本体を楽器に取り付けます。 今回はクラシックギターに取り付けましたが、穴があってセンサーが中に入ればさまざまな楽器に取り付け可能と思われます。 取り付けは、ホールにセンサーを差し込み、表面板を磁石で挟み込む形でおこないます。磁石はかなり強力で、ギターを立てたり振ったりしても全くずれません。 強力すぎて、何も考えずに取り付けると「バチン!」という音とともに強く表面板に当たってしまうので、慎重に取り付けた方が良いかと思います。
次にオプションで購入したゲートウェイをセットアップします。 Lee Guitars Bluetooth温湿度計本体はBluetoothでスマホと通信するため、Bluetoothの電波の届く範囲でしか温度や湿度のチェックができません。 ゲートウェイを追加すると、温湿度計がゲートウェイと通信することで、ゲートウェイのWi-Fi接続を利用して温湿度計がインターネットと通信できるようになります。 これにより、家のなかの楽器から離れた場所や、外出先からでも、インターネットにつながってさえいれば楽器の温度や湿度の監視が可能となります。 ゲートウェイはUSB充電器のような形をしています。それほど大きくありませんが、すごく小さいという訳でもありません。このように直接コンセントに刺して使います。そして、アプリトップ画面の「+」を押し、Bluetoothゲートウェイを選びます。本体のボタンを約5秒長押しするよう指示されますので従います。接続可能なWi-Fi一覧が出るので、選択してパスワードを入れます。これで追加成功です。 ゲートウェイも複数持てるようで、名前をつけることができます。ちなみに、ゲートウェイ一台に対して温湿度計を10台までペアリング可能だそうなので、それを超える台数を持っている場合は追加が必要です。ゲートウェイと温湿度計のペアリングは特に何もしなくても自動的におこなわれました。
Lee Guitars Bluetooth Hygrometer温湿度計を使い始めた翌日、早速湿度が設定範囲を超えたことが通知されました。微妙に日本語がおかしい点はご愛敬として、しっかりスマホに通知が来るので、見逃さずに対処できそうです。 アプリ上も「湿度がやや高い」と表示されます。その後、湿度調整剤を入れ替えたことでしっかりと湿度を下げることができました。 この通知、温度や湿度が設定範囲をオーバーしていると何度も発生する仕様のようです。ありがたいといえばありがたいですが、ちょっとうっとうしくもあります。 外出先だとすぐに対処できず、なおさらでしょうから、一時的に通知を切るか、湿度の設定範囲を変えた方が良いかもしれません。対処後は戻すことを忘れずに。
アプリを使うと、現在の温度や湿度だけでなく、1日単位と30日単位の温度と湿度の変化がグラフにできます。 これにより、楽器の温度および湿度変化の傾向を知ることができ、推奨範囲を超える前に対策を打つことが可能になるでしょう。 こちらは1日単位のグラフです。急に湿度が上がっているのは、ギターを弾くためにケースを開けたときです。やはりケースの開け閉めは楽器に負担がかかります。 一方、こちらは30日単位のグラフです。日ごとの最大と最小が表示されます。ケースに入れていても、天気に大きく影響されていることがわかりました。
このLee Guitars Bluetooth Hygrometer温湿度計は、楽器内部の温度と湿度を、ケースの外から監視できるという優れたデバイスです。 ただ、温湿度センサー自体は汎用のものなので、ほかの目的にも応用できる気がします。 たとえば、赤ちゃんやペットがいる付近の温度と湿度を監視したり、木の楽器と同じく湿度に弱いカメラのレンズなどを保管したりするのにも使えるでしょう。 温度や湿度の管理が必要なものは無数にあり、磁石で挟み込めるという利点を使えばさまざまな使い方が考えられそうです。
今回紹介したLee Guitars Bluetooth Hygrometer温湿度計は、ケースの外から温度と湿度を監視でき、しかもケースではなく楽器内部を監視できるという点で画期的なデバイスです。 通知によって温度や湿度が推奨範囲を超えたことをすぐに知ることができますし、ゲートウェイを使えば楽器から離れていても監視できます。 温度や湿度の変化をグラフ化できる機能も、今後の傾向を予測し、早めに手を打つのに役立つでしょう。 また、ギターをはじめとする木でできた楽器はもちろん、ほかにもさまざまな応用が考えられます。 日本という国には四季があり、季節ごとに温度や湿度が大きく変わります。大事な楽器などを守るため、Lee Guitars Bluetooth Hygrometer温湿度計を導入してみてはいかがでしょうか。
Source: Lee Guitars(ハウザー)
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