画面割れiPhoneを使っていると「がさつ」で「お金のない」人に見られる!?

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twitter@iPhoneMania_jp からのツイートiPhone Mania2018年4月27日18時00分読了まで 約 7分35秒 iPhoneの画面が割れてしまったとき、すぐに修理していますか? 動くからといってそのまま使っていると周囲からは意外と厳しい目で見られている、そんな調査結果が発表されました。とはいえ修理には時間もお金もかかります。すぐには難しいという人も少なくないでしょう。 そこで今回は、短時間でかつ安価に修理できる街の修理店に突撃取材を行い、実際にどんな方法で修理が行われているのか体験してきました。

iPhoneのトラブルで多いのが画面割れです。自分は経験していなくとも、周囲で困っている人を一人ぐらいは知っているのではないでしょうか。実際、AppleCare+の修理サービス料金は「画面の損傷のみ」と「その他の損傷」の2種類で区別されており、街の修理店に持ち込まれる故障のトップとして紹介されるのも画面割れです。 このように頻繁に起きている画面割れですが、「割れていても操作できるから」「スミの方なので気にならないから」と放置する人もいます。ですが、割れたまま修理せず使っていると、周囲の人からはあまり良くないイメージを持たれているようです。 2018年4月にiPhone救急車が発表した「【アンケート調査】画面が割れたiPhoneを使っている人の印象TOP10」によると、画面が割れたままの状態でiPhoneを使っている人に対して、「大雑把・がさつ・だらしがない」という印象を持つという回答が、32%とトップになりました。続いて多い回答が「お金がない・貧乏」という経済面でのマイナスイメージで、17%です。この2項目でほぼ半分の結果を占めていますが、残りの項目を見てもプラスの印象はほぼありません。どれを見ても第一印象の大切なビジネスや恋愛では、絶対に避けたいマイナス評価ばかりです。そんな評価を受けないためにも、画面が割れたら修理しましょう。

画面割れiPhoneを使っていると「がさつ」で「お金のない」人に見られる!?

しかし画面割れの修理には、時間とお金が必要なのも事実です。またApple StoreやApple正規サービスプロバイダは全国でも数が少なく、修理してもらうまでの時間に加え、修理を頼んでからの時間もかかります。 さらに修理前にバックアップを取る、修理後に環境を復元するという手間も考える必要があります。 修理代金もAppleCare+に加入していれば安くて済みますが、加入していない、あるいはすでに保証が切れている場合は、かなり高くなってしまうでしょう。 そういった問題を解決してくれるのが、街の修理店です。街の修理店には、Apple正規サービスプロバイダと非公認の修理店がありますが、それぞれのメリットデメリットについては、以前紹介しました。その中でも、時間という点では、非公認の街の修理店に大きくアドバンテージがあります。 さらに修理料金についても、古い機種ならばApple StoreやApple正規サービスプロバイダより安く設定されています。

ただ街の修理店は多種多様なため、どのように修理をしているのか、何ができるのかがわからず、利用しにくいという面もあるでしょう。またAppleという後ろ盾がないため、信頼性の点でも不安になります。 その不安を減らすために、まず修理店選びの際に確認したいのが、総務省登録修理業者かどうかです。登録修理業者であれば、端末に保存されているデータなど個人情報の取り扱いについて守らなければならない決まりがあります。また修理した端末が電波法と電気通信事業法の技術基準に適合していることも保証されています。 なにより「予算と時間をかけて登録をしている」ということで意識が高い修理店と考えれらます。登録修理業者の詳細についてはiPhone救急車にあるインタビュー記事「iPhone修理の総務省の登録修理業者制度とは?登録業者に実情を聞いてみた」でも詳しく紹介されていますので、是非読んでみてください。 編集部では今回、実際に街の修理店を取材し「街の修理店というのはどういうところなのか?」を体験してきました。取材に協力して下さったのは、東京新宿にある「iPhone修理専門店あいさぽ」の新宿本店さん。こちらは先ほどのインタビュー記事にも登場している、総務省登録修理業者です。今回は普通のお客さんと同じように修理してもらうだけでなく、通常は見ることのできない修理作業を見学できたので、実際に店内でどのように修理が行われているのか、お伝えします。

修理の申し込みは簡単で、故障内容を相談してiPhoneを確認してもらい、申込書を記入するだけです。起動や外装の確認をした後で、Appleの保証が受けられなくなる可能性やデータが消えてしまう可能性などの説明を受けます。総務省登録修理業者は、このようにきちんと修理のリスクについて説明を行う必要があるのです。 画面割れなどの修理にかかる時間は、1時間程度です。1時間後に来れば、直ったiPhoneが待っているというわけです。さて、ここからは本来見ることのできない修理作業です。今回は修理用端末として、あいさぽ新宿本店にストックされている破損端末の中から、画面の割れた黒のiPhone7を提供していただきました。修理の内容は、割れた画面の交換となります。

最初にiPhoneの画面を開けて中が見えるようにします。専用の道具を使い、プロのテクニックで丁寧かつ迅速に開いていく様子が動画から伺えます。店舗に複数の修理スタッフが勤務しており、それぞれが自分専用の修理道具を持っているそうです。このあたりにも職人のこだわりを感じますね。 次に細かなネジを外して、画面側と裏側の2つに分解します。この状態ですぐに新しい画面を付ければ良さそうにも思えますが、使える部品はなるべく流用することで価格を安くしているため、部品を取り外す作業が続きます。

画面が割れたといっても、画面側に取り付けられたカメラやボタンなどの様々な重要部品には問題がない場合がほとんどです。これらを丁寧にネジを1つずつ外しながら、分解していきます。新しい画面に取り付ける大切な部品ですから、ネジを間違わないように、取り外すと同時にわかりやすく整理して並べていきます。ネジは非常に小さく、違いもわかりにくいため、素人目には混じってしまったら元通りにすることは難しそうに見えます。実際、お客さんが自分で部品を買って作業を始めてみたものの、ネジを間違ってはまらなくなったり、なくしてしまったりして、慌てて修理に持ち込んできたというケースもあるそうです。 銀色のカバーを外すと、交換予定の画面パーツとほぼ同じような状況になります。今回のiPhone7は過去に修理されたことがある端末だったため、カバーを外した状態で裏側から見ると、どちらが新しいものか一目では見分けがつきません。

重要部品を全て割れた画面から外し終われば、あとは画面を交換して、外した部品を元通りに新しい画面へと取り付けていくだけです。といっても、簡単そうに見えるのは、プロが迷いなく部品を選び取り付けていくからこそ。説明をしながらの作業でも、手元に不安は感じません。あっという間にきれいな画面のiPhone7へと復活しました。最後に指紋など作業時についた汚れを拭き取り、画面のタッチに問題がないか、本体に傷やゆがみがないかを確認して作業終了です。データに触れていないので、ホームにあるアイコンの場所も変わっていません

見学している筆者に対して説明したり、質問に答えたりしながらと、通常よりも手間がかかっているにも関わらず、作業時間は25分程度でした。受け付けから引き渡しまで、手続きを考えても40分で全て完了しました。なお店頭で案内している修理時間は60分ですが、これはトラブル対応などのマージンを含んだものだそうです。 iPhone修理の場合、修理中にトラブルが起きてもお客さんと連絡が取れないことが多いからです。相手の連絡先であるiPhoneを、店内で修理しているわけですから。

修理店での修理作業を見た感想は、「Amazonで部品を購入すれば、自分で修理できるかもしれない。けれどもこの作業を問題なくこなす自信が持てない。何かあったときの場合の保険としても修理店に頼む価値は大きいし、移動時間を考えても頼んだ方が早いだろう」というものでした。 なお先ほども書きましたが、自分で修理を試みて挫折した場合でも対応してもらえます。部品を紛失しても、多くの部品の在庫があるため、そこから用意できるとのことです。ただし普通の修理より大変になるうえに、どうしてもトラブルが増えてしまうそうです。もっとも最近は、修理ミスの状態で持ち込まれるケースはめったにないようです。 故障の場所がはっきりわからなくても、修理に出すことは可能です。調子が悪くなってきたので相談するといった場合でも、見積もりを出してもらえます。画面が割れていると思い修理に出したところ、後から貼った保護ガラスが割れているだけだった、ということもあったそうです。 店頭で販売されている保護ガラスを購入すれば、手数料なしで貼りかえてもらうこともできます。このサービスは修理と同時にもお願いできるので、画面交換修理の際は、保護ガラスも交換するのがオススメです。 もちろん新品のiPhoneを購入した後で立ち寄り、保護ガラスを貼ってもらうためだけに利用するのもOKです。修理店といっても、トラブルの相談や保護ガラスの購入など、気軽に利用できるのです。

最近の利用の傾向もうかがってみました。まず気になるのは、どんな修理が多いのか?ということです。これは以前の記事と同様に、画面修理が6~7割、次いでバッテリー交換が2割、そして水没が1割以下と続きます。それ以外には、コネクタやボタン交換もわずかにあるそうです。 また今持ち込まれているのは、iPhone6Sが多く4割程度、あとはiPhone6とiPhone7で3割ずつといったところ。以前ですと2年くらいで新しい機種へと移行する傾向がありましたが、iPhone6Sのころから変わってきて、最近でもiPhone8が持ち込まれることは少ないそうです。 iPhone Xについては、基板やOSの管理方法が新しくなっているという話もあり、リスクが高いために修理を受け付けていません。 次に、どのような症状がでたら修理に持ち込むのがいいのか質問しました。するとポイントは、

と、調子が悪くなったら、そのままにせずすぐに修理に持ち込むのがよいとのことでした。 その理由は、最初のアンケート結果のようにマイナスイメージを持たれてしまうだけでなく、iPhone6S以降は起動時に部品のセルフチェックを行っているようだから、というものでした。調子が悪いのを放置しておくと、再起動したときやアップデートしたときに、このセルフチェックで部品がエラーとなり、最悪の場合起動しなくなる恐れがあるからです。 お店では新しい情報を集めているので、iPhoneが故障しておらず、アップデートしたOSが原因のトラブルだとしても相談に乗ってもらえます。だからこそ気軽に相談に行くことで、修理までしなくてもトラブルが解決できる場合もあるのです。

修理店の魅力を知る人も増えています。「修理をするときにデータが消去されない」というメリットは大きく、AppleCare+に加入していても修理に来るケースもあるそうです。リピーター率も増加していて、現在では3割くらいがリピーターになっているそうです。 なお、あいさぽ新宿本店を賢く利用するには、比較的空いている平日の午後を狙うか、予約をするのがオススメです。そして訪れるときには時間の余裕を持って、3時間以上預けるようにするといいでしょう。というのも3時間以上預けると10%の割引をうけることができる、ゆったり割引プランがあるからです。職場が近ければ、昼休みに預けて、帰宅時に受け取りなんていう使い方もアリですね。

今回はあいさぽ新宿本店にご協力いただきましたが、全国には色々な街の修理店が存在します。それぞれに独自のカラーがあり、修理メニューや料金も異なります。iPhone救急車では街の修理屋さんが全国2000店舗以上まとめられているので、iPhoneが壊れて困った時は探してみましょう。 本当に困ったときに、すぐに駆け込みたい修理店。だからこそお店の情報をすぐに確認できるようにしておくことが、転ばぬ先の杖となります。Source:iPhone救急車(masa)

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