中田敦彦がイライラするZoomの背景「いい加減な人は手抜き」 中田敦彦が「Zoomの背景がいい加減な人」にイライラするのには深いワケがあった

huaweiwearabless 07/07/2022 646

「新R25ワイドショー」がリリースされました。

編集部が毎日更新するこだわりの「テーマ」に対して、新R25アプリから会員登録したユーザーが自由に自分の知見を回答することができます。

新R25では、そんな「新R25ワイドショー」のテーマを著名なビジネスパーソンの方にぶつけ、深掘りインタビューさせていただく特集をスタート…!

本日登場するのは、芸人・アーティスト・YouTuberとあらゆるジャンルで活躍されている中田敦彦さんです。

【中田敦彦(なかた・あつひこ)】1982年生まれ、大阪府出身。慶應義塾大学在学中に藤森慎吾とお笑いコンビ「オリエンタルラジオ」を結成し、2004年にNSC(吉本総合芸能学院)へ。同年、リズムネタ「武勇伝」でM-1グランプリ準決勝に進出してブレイクし、2016年には音楽ユニット「RADIO FISH」の楽曲「PERFECT HUMAN」を大ヒットに導き、NHK紅白歌合戦にも出場。現在はオンラインサロン「PROGRESS」やYouTubeチャンネル「中田敦彦のYouTube大学」などを運営

前回の記事では、「ことあるごとに読み返しているバイブル本」を教えてくれた中田さん。

今回は中田さんの本音に迫る、こんなテーマをぶつけてみました!

中田さん:�� 「心配マン」�◆崘困鵑覇阿�ない人」��「本気じゃない人」

それぞれの「イライラ」の理由をお聞きしたところ、「本気とは何か」という中田さんの人生哲学に触れることになりました。

〈聞き手=渡辺将基(新R25編集長)〉

中田さん:「イライラすること」「モヤモヤすること」か…

たとえば、プロジェクトを発表したときに必ず心配してくる人っていますよね?

新R25が新しいサービスを始めるときに、「新R25のためを思って言うけど、ここが心配で…」ってアドバイスしてくる人。

渡辺:いますね(笑)。

中田さん:そういう人のことを僕は「心配マン」って呼んでるんですけど…

「心配マン」は頑張った人が失敗したときに「ほら言ったでしょ?」って言うことで、なんのリスクも取らずに自分の株を上げようとするんですよ。

中田さん:でも、実は、ただの「心配マン」と「本当に有益な心配をしてくれる人」を見極める方法があるんです。

渡辺:それ、知りたいです。

中田さん:「プロジェクトを進める前提で心配している」のか、「引き返させる前提で心配している」のか。そこを見るんです。

たとえば、「新R25ワイドショーの投稿に炎上リスクがある」という心配があったときに、「やめましょう」って言う人なのか、「リスクヘッジのために、こういう規約つくりません?」って言う人なのか

渡辺:なるほど、わかりやすい。

どっちのスタンスで心配しているかは話してたらわかりますもんね。

中田さん:すなわち、心配の前提に“応援”があるかどうか。

これが「心配マン」と「本当の味方」の見極め方です。

渡辺:ちなみに、中田さんは「心配マン」が現れたとき、どうしてるんですか?

中田さん:いち早く見極めて、その人との間に“線を引く”。「あとの責任は私がとるから心配しなくても大丈夫」って言うんです。

そうしないと、プロジェクト全体に影響が出るんですよ。

渡辺:早めに厳しく対処することが大事なんですね。

中田さん:僕の場合、シンガポールに移住したときにもたくさん「心配マン」が現れましたね。

渡辺:その光景は目に浮かびます…

でも、そんな「心配マン」が中田さんのようにチャレンジできる体質になるにはどうしたらいいんでしょうか?

中田さん:僕思うんですけど、その人たちだって、僕が世田谷区から渋谷区に引っ越すだけならそんなこと言わないと思うんですよ。

渡辺:ですね(笑)。

中田さん:日本からシンガポールに移住する人をあんまり見たことがないから心配になる。

つまり、慣れてないんですよ。「心配マン」には、変化に慣れる経験が必要なんですよね。

渡辺:「変化しても実際はそんなにリスクがない」ということを身を持って感じる経験が必要なのか…

中田さん:人が大きな変化を恐れるのはしょうがないから、まずは“ちょっとした変化”を日常に入れることが大切だと思うんですよね。

「これ、メガネのOWNDAYSの田中(修治)さんが言ってました」

中田さん:ちなみに僕は、「毎日知らない人3人としゃべる」ってことをルーティーンに入れてます

オンラインサロンで、まだしゃべったことがない人を募って話すんです。

渡辺:変化を取り入れるルーティーンがあるんですね。

中田さん:あとは、自分が読みそうにもない本を読む。はじめは「こんな本…」って侮ってるんだけど、読んでみたら「おもろ…!」ってなるんです。

観たことないYouTubeも、あえて観てみるといい。

“おすすめ動画”を紹介される「最適化のアルゴリズム」を突き破る動きをしないと、人間の怠惰な習慣にGAFAのテクノロジーがジャストフィットしつづけちゃうので(笑)

すっかりジャストフィットされたみなさん、突き破りましょう

中田さん:ほかにモヤモヤするのは、「やるかやるまいか悩んで、もう2週間になる」っていう人。

それ、何の時間?」って思っちゃうんですよね。

何もせずに同じところにいる人を見ると、すごくもったいないなという気持ちになりますね。

渡辺:でも、慎重なタイプの人っていますよね。

中田さん:そうなんですけど、「辞めたいんだけど、半年間同じ職場にいます」って話を聞くと、やっぱり自分とは決定的に“人間”が違うなって思うんですよ。

僕だったら、嫌だと思った瞬間に辞表叩き付けちゃってますから

2020年に吉本興業を退社、現在はフリーで活動されている中田さん

渡辺:慎重派の人は、「一回そっちの方向に進んだら、もう後戻りできない」って思っちゃうんですかね?

中田さん:もちろん、慎重に考えるべきこともあります。

「違法薬物ってどんな感じだろう? レッツチャレンジ!」はダメじゃないですか(笑)。

そこの線引きは大事だと思いますけど…

渡辺:「リスクがないことにまでずっと悩んでる人」にモヤっとするんですよね。

中田さん:そうです。やってみて違うなら、やめればいいんですよ。

僕も、「YouTubeの顔出し引退」を大々的に宣伝したあとで「やっぱり顔出し再開します」って言いましたけど、それで信頼は下がらなかった気がするんですよね。

渡辺:前言撤回する潔さで、むしろ信頼が上がった気がします(笑)。

中田さん:それよりも、堂々と前言撤回して、最終的に結果を出すほうが大事。

だって、先代から受け継いだ伝統のまんじゅうを頑なに売りつづけて全然結果が出ない社長がいたら、めっちゃ腹立ちません?

渡辺:今すぐ別の商品を開発してほしいですね(笑)。

中田さん:だから僕は、「最終的に結果を出す人」という信頼さえあれば、スピーディーな意思変更をしてもついてきてくれる人は多いと思うんですよね。

中田さん:あと、Zoom会議でちゃんと環境を整えてない人にも、モヤモヤしちゃうんですよね。

そこを手抜きしてる人は、戦場にふんどしで来てるのと同じですよ。

こちとら身なりを整えて、背景を厳選して、ライトとマイクをセットして…「フルメタルジャケット」で参加してますから

渡辺:めちゃくちゃ気合入ってますね(笑)。

中田敦彦がイライラするZoomの背景「いい加減な人は手抜き」 中田敦彦が「Zoomの背景がいい加減な人」にイライラするのには深いワケがあった

中田さん:あと、SNSのアイコンとプロフィールを適当に設定してる人にもモヤモヤしますね。

いるじゃないですか。好きなアイドルをアイコンにして、プロフィールに「万年○○をしているだけの○○厨」みたいなこと書いてる人

「あとアイコンの顔が近すぎるとかね」「あと芸能人とのツーショットね」「あと猫とかね」どんどん出てくる

中田さん:SNSって、もはや現代の履歴書ですから。人事がSNSの発信を見て採用を決める時代じゃないですか。

そんな履歴書の証明写真に、アイドルのイラストを貼りますか?

ネットで発信してるってことは、みんなに話聞いてほしいんだろ?じゃあ本気出せよぉ!!!

渡辺:…な、中田さん?

以前「いろんな人を許容する、優しい中田になる」って言ってたと思うんですけど…

中田さん:…まあ、“僕は本気出そうと思ってる”って話ですよ(汗)

みんなはZoom会議に出てるだけ、SNSやってるだけで、十分エライと思います。

渡辺:急に?(笑)

「新R25はいろんな人が見てると思うので、ちょっと絆創膏貼らせてください」

渡辺:中田さんがYouTube大学で解説されていた『やりたいことの見つけ方』という本のなかで、「イライラするのは、自分は当たり前にできることだから」という話があって。

「イライラの裏側に自分の得意が隠れてる」って考え方が、すごく面白いなと思ったんですよね。

出典 Youtube

渡辺:今聞いたイライラも、中田さんは当たり前にできることだから他人にイライラを感じるんでしょうか?

中田さん:そうですね。「自分が本気でやってるからこそ、本気でやってない人にイライラする」っていうのは大きいかもしれません。

ただ、「本気でやる」ということについては、僕もいろいろ考えていて…

中田さん:渡辺さんって、本気でジャンケンやったことあります?

渡辺:本気でジャンケン? ないですね…

中田さん:ジャンケンが一番盛り上がるやり方があるんです。

まず、デカい声を出す

「ジュースジャンケンやるぞおおお!!!! 負けたやつはジュース買ってこおおおおおい!!!!」

なんか始まった

中田さん:「いいか、よく聞け、俺は絶対に勝つ!!! 絶対に負けない!!! 最初はグー!!! ジャンケンポーン!!!」って言って…

負けるとするでしょ?

渡辺:はい(笑)。

中田さん:そしたら「うわああ〜ッ…!」って倒れこんで、「最高のジュース買ってくるから見てろよお〜!!!」って走っていく

勝ったら「うおおお〜ッ!!!」って叫んで、「お前ジュース買ってこ〜い!!!」って言うんですよ。

こんな顔で言われたら相当イライラしそう(笑)。でもやってみたい

中田さん:「たかがジャンケンでそんなことするの、くだらないし意味ない」って思いますよね?

でも、これが人生なんですよ。

人生って何やったっていいはずの、たった100年の時間じゃないですか。

渡辺:たしかに、人生って絶対やらなきゃいけないことがあるわけじゃないですもんね。

中田さん:そう。そういう意味では、誰の人生も等しく無意味なんです。

「だからこそ、本気出さないとつまんないよ?」って。

勝ち負けなんてどうでもよくて、大事なのは「本気で楽しむかどうか」だけなんですよね。

中田さん:僕、高校3年生のとき、学園祭の演劇に参加しなかったんですよ。

そんなの受験勉強の邪魔でしょ?」って斜に構えてたんです。

斜に構える中田少年、イメージ浮かびます

中田さん:でも、学園祭終わって泣いてる友だちを見て、すごい後悔したんです。

「一生に一度しかない高校最後の学園祭なのに、俺はなんで本気で楽しまなかったんだろう?」って。

渡辺:あ〜〜…

中田さん:「人生って“祭り”でしかないのに、俺は一生斜に構えて人生終わるのか?」と。

人生で大事なのは、本気でやるかどうかなんですよ。

本気でやれば、なんだって面白いはず。

渡辺:いや〜、本当そうですよね。

中田さん:弱小の野球チームでも、本気でやればそれだけでドラマになる。ただの少年が世界の中心で愛を叫べば、それだけでドラマになる。

「人生なんて」「仕事なんて」って言ったらそれまでなんですけど、でも本気でやってみようよと。

…だから、まずはZoomから整えてほしいんです。

渡辺:そこにつながるんですね!(笑)

Zoomで気合が入ってない人の話から、こんなに壮大な教訓に発展するとは思わなかったです。

中田さん:すいませんね、荒ぶっちゃって(笑)。

でも、僕は本当にそう思ってます。

「物事は、本気でやったほうが楽しい」。

中田さんが“本気じゃない人”にイライラしているのは、「それじゃあ人生もったいないよ」と、自身の経験から訴えかけてくれているのかもしれません。

まずは目の前の小さな仕事や遊びから“本気”でいきましょう!

〈取材=渡辺将基(@mw19830720)/編集=天野俊吉(@amanop)/構成=山田三奈(@l_okbj)〉

中田さんが答えたこちらの質問に、あなたも答えてみませんか?

新R25アプリをダウンロードすれば、注目のビジネスパーソンの多様な回答を閲覧できるだけでなく、回答者として誰でも新R25ワイドショーに参加できます。

中田さん:このテーマへの回答、めっちゃ価値観が出るでしょうね〜。

みんな全然違うイライラポイントが出て面白そう。普段温厚な方ほど、回答が気になりますね。

みんなの知見を楽しみつつ、ぜひあなたの“仕事のイライラ”も投稿してみてください!

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