【P30】
いよいよ9月。とはいえ、長い梅雨が明けて8月に入って以来、連日猛暑が続いていました。コロナ禍で自宅で過ごす時間が長くなってしまっただけに、たまに外出する時は家から出た途端、強い日差しと暑さでげんなりしてしまうというのが正直な所です。
ですが、そこは発想をポジティブに変えていきたい所。逆にこれだけの猛暑を何かに生かすことはできないか? と考えてみたところ、ソーラーパネルを使って「HUAWEI P30」を充電するくらいのことはできるんじゃないか?と思い立ち、さっそく実践してみることにしました。
RAVPowerのソーラーチャージャー。折り畳んだ状態ではB5サイズよりやや小さいくらいの大きさだ最近のアウトドア人気のためか、スマートフォンなどを充電できるソーラーチャージャーの類も比較的簡単に手に入るようになってきました。それらの中から選んだのはRAVPowerのソーラーチャージャーで、お値段は6000円を切るくらいといったところです。
このソーラーチャージャーはソーラーパネルを3枚搭載していますが、折り畳むことも可能で比較的コンパクトになることから、手軽に持ち運べるのがポイント。USB端子を2つ搭載しており合計16Wの出力に対応していることから、同時に2台のデバイスを充電できるようです。
USB端子を2つ搭載しており、スマートフォンなどを同時に2台充電可能だ使い方は非常に簡単で、USB端子にケーブルをつないで充電したいデバイスを接続し、日光の当たる場所に置くだけ。当然のことながら日光がしっかり当たらないと発電してくれないので、とりあえず家の中で最も日光が当たるであろう、南側のベランダにあるエアコンの室外機の上にソーラーチャージャーを設置。バッテリー残量が30%程度とかなり少なくなった「HUAWEI P30」を接続し、そのまま放置してみました。
そして数時間後、どれくらい充電されたかな?と確認してみたところ、なんとほとんど充電されていないではありませんか。この日は快晴だったにもかかわらず、なぜ充電がされていないのか? と色々調べてみたのですが、どうも雲や影がかかって出力が下がると充電が止まってしまうことがあるようです。確かに、確認しに行った時にはパネルの一部に影がかかっていたことから、それがうまくいかなかった要因かもしれません。
▲南側のベランダにあるエアコンの室外機に置いて置いてみたところ。かなり日光が当たっているはずなのだが、なぜかうまく充電できなかったそこで次の日にリベンジしてみることに。前日の反省を踏まえ、影にならず常に日光が当たる場所にソーラーチャージャーを設置するにはどうすればいいか? と考え、使わなくなった三脚をベランダに置いて、そこにソーラーチャージャーを無理やりぶら下げて充電してみることにしました。
今度はパネルに影が入らないよう、使わなくなった三脚にソーラーチャージャーをぶら下げてみたすると今度はしっかり充電してくれるではありませんか。この日は前日とは違って曇り空だったのですが、それでもバッテリーが30%くらいの状態から、約4時間で100%まで充電することができました。もちろん急速充電と比べれば時間がかかりますが、電源が取れない場所でもこれだけ充電できるのであれば役立つといえそうです。
HUAWEI P30の設定画面から充電状況を確認。左側の赤枠が初日、右側の赤枠が2日目の充電状況で、環境を整えた2日目は順調に充電できていることが分かるとはいえ自然が相手ですので、安定した充電を実現するには状況をこまめにチェックし、場合によっては向きや位置を調整する必要がありますし、風が強い日は吹き飛ばされないよう注意する必要もあるでしょう。ソーラーチャージャーを屋外にほったらかしにしておけばスマートフォンを満充電……とは簡単にいかないようなので、しばらく使ってみて有効活用する術を考えてみたい所です。
なおソーラーチャージャーで充電する際、一緒にスマートフォンを直射日光下に置いたままにするのは絶対に止めましょう。筆者も今回、うっかりHUAWEI P30を外にしばらく置きっ放しにしてしまったことがあったのですが、幸い故障はしなかったものの本体を持てないくらいの熱さになってしまいました……。
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